夫婦にとっては何年経っても大切な結婚記念日。結婚記念日に夫婦でお祝いするのは毎年のことでも、結婚25年目の銀婚式や結婚50年目の金婚式は家族も含めて、夫婦の結婚をともにお祝いするイベントです。今回は、銀婚式の由来と、銀婚式のときの贈り物の例をご紹介します。

銀婚式の由来

結婚記念日を祝う風習は元々イギリスのものです。日本では、夫婦よりも家族全体の絆を重んじる傾向にあったため結婚記念日をお祝いする習慣はありませんでした。しかし、明治天皇が結婚25周年に銀婚式「大婚25年祝典」のお祝いを催したことがきっかけとなり、一般家庭でも結婚記念日を祝う習慣ができたと言われています。
結婚25年の節目を祝う銀婚式。結婚25年ともなれば、さまざまな苦労もふたりで乗り越えてきていることでしょう。銀婚式には、これまでともに過ごせたことにお互いに感謝し、いぶし銀のように美しく輝いている夫婦をお祝いするという意味合いが込められています。また、結婚50周年の金婚式までに、光輝く金になるまで今後も夫婦で添い遂げていく気持ちを確かめあう大切な日とされています。

銀婚式のお祝い

結婚記念日には、そのお祝いにと夫婦の間で感謝の言葉とプレゼントを贈るのが一般的ですが、結婚25年、50年といった節目である銀婚式や金婚式の記念日には子供から両親へお祝いを贈ることも多いようです。夫婦の証である子供や孫がふたりをお祝いする席を設けることで、夫婦はわが子の成長を実感し夫婦としての歩みの長さをより感慨深く味わうことができます。

子供から両親へ喜ばれるプレゼント

では実際に、銀婚式のときにはどんなものを贈ったら喜ばれるでしょうか。数ある贈り物の中から、おすすめの素敵な贈り物をいくつかご紹介します。

人気の高い銀製品やペアグッズ
「銀」にちなんだ銀製品をお祝いに贈るのは銀婚式の定番の贈り物です。最も人気が高いのは銀のスプーンやアクセサリーなどとされています。ですが、銀製品にこだわる必要はなく、ペアグラスや夫婦茶碗なども、「これからもずっとふたり仲良く揃って過ごしてください」、という気持ちが伝わる銀婚式にふさわしい贈り物と言えるでしょう。

25年もののワイン
ご両親の結婚した年に作られたワインを贈ってみるのはいかがでしょうか。ご両親と同じ歳月を過ごしたワインを傾ければ、25年分の思い出がよみがえって夫婦の会話もはずむかもしれませんね。自宅でのお祝いの席で開けて飲んでもよし、後日夫婦ふたりでゆっくり楽しんでもらってもよし。お酒好きのご夫婦であれば、きっと喜んでもらえることでしょう、

名入れギフト
ご両親へのプレゼントに名入れをしてもらい、世界に一つしかない贈り物にするのも素敵です。ペアのマグカップやグラス、タオル、写真立て、ボールペン、ライターなど、様々なプレゼントに名前を入れてくれるサービスがあります。よく使う身近なものにご両親の名前を入れて贈るのは、ひと味違うこだわりのプレゼントですね。

「モノ」より「思い出」を
品物ではなく旅行や豪華なディナーなど、心に残るプレゼントを贈るのも素敵です。
夫婦生活も長くなると、ふたりだけで旅行に出かけることも減ってしまう夫婦も多いかもしれません。そこで、夫婦ふたりの思い出の場所や、行ってみたい場所など事前にリサーチしておいて夫婦水入らずの旅をプレゼントするというのも喜ばれるでしょう。
また、年をとるとなかなか難しくなる家族全員で旅行というのもいい親孝行になりますね。夫婦ふたりで旅行に行ってもらうのも良いですが、銀婚式は家族みんなでお祝いしたいもの。家族みんなで旅行やディナーに出かけて楽しい時間を過ごすことは一生の宝物になります。

このようにプレゼントには多くの選択肢がありますが、どんなものを贈るにしても、一番大切なのは日頃の感謝の気持ちを込めて、夫婦ふたりを祝福することです。喜んでもらえる贈り物と一緒に、素敵な節目をお祝いしたいですね。