米寿をお祝いしよう!旅のおすすめ

米寿をお祝いしよう!旅のおすすめ

米寿とは、88歳のことです。八と十と八で、米の文字に似ているから「米寿」なんですね。ご長寿がたくさんいらっしゃる現代とはいえ、88年もの間生きてきたというのはおめでたいことです。精一杯お祝いして差し上げたいですね。今回は米寿の心あたたまるエピソードをお伝えします!

夫の「おばあちゃん」

夫の「おばあちゃん」はこの前、米寿を迎えました。戦時中を生き抜き、高度経済成長を体験し、バブルとその崩壊・・・夫の祖母である「おばあちゃん」は実にいろいろなことがあった時代を駆け抜けてきました。必死で5人の子供を育て上げました。目下の楽しみはひ孫の成長を見ることと、きれいな刺繍のついた手まりを作ることです。アウトドアなイメージはあまりないおばあちゃんです。あまり外出している姿も見ません。私の祖母は亡くなってしまったのでその分、夫の「おばあちゃん」を自分の祖母のように大事にしています。今でもとても良くしてもらっています。

米寿のお祝いは旅行!

さて、おばあちゃんが米寿を迎えるということで、何かお祝いをしようという話題がお義母さんとの間で持ち上がりました。そこで、お祝いはおばあちゃんの希望をまず聞こうということになりました。
「ねぇ、おばあちゃん。米寿のお祝い、何がほしい?」と聞いても、
「あたしゃこの年まで生きられたことだけでありがてぇ。もうなんもいらねぇべ」というばかりでした。
「じゃあ、何かしたいこととかない?」と聞くと、いつも線のようだったおばあちゃんの目がきらっとして
「オラ、旅行いってみてぇな・・・。みんなで温泉とかな」とつぶやくように言いました。インドア派なおばあちゃんはなんと旅行に行ってみたいのだそうです。米寿のお祝いは家族旅行に決定しました。南房総の富浦へ皆で出かけることにしました。

すてきな思い出

房総は、冬でもあまり寒くなく、快適な場所でした。ごはんもおばあちゃんの好きそうな和風の会席。おばあちゃんは珍しく終始ニコニコ、お土産コーナーでもうろうろしていました。相当楽しかったらしく、その後2週間ほど旅の話題でもちきりでした。その後、旅行で撮った写真をアルバムにしてあげました。今でも時々見て、思い出しているようです。

贈られてうれしくなる旅行

このエピソードのおばあちゃんは実はインドアではなかったのですね。もしかしたら実はずっとお出かけしたかったのかもしれませんね。皆さんも、米寿のお祝いに、旅行をプレゼントしてはいかがでしょうか?素敵な思い出ができますよ。

写真素材:http://www.s-hoshino.com/