両親の結婚記念日、とっておきのプレゼント実話

両親の節目の結婚記念日、みんなちゃんとお祝いをしていらっしゃるでしょうか?
今回は、そんな記念日ギフトの体験談を聞いてみました。
40代前半の女性が、両親の40周年の結婚記念日に贈った、とっておきのプレゼント、それは「新婚旅行の思い出をギフトに」というスタイルです。
以下、贈ったご本人の声をお伝えします。

40年前の新婚旅行を再現してあげる旅行ギフト

「両親の節目の結婚記念日に、とっておきのプレゼントをしよう!」そう計画して実行したのは40周年のタイミング。あとで知ったのですが「ルビー婚式」というそうです。
節目の記念日といえば25周年の銀婚式、50周年の金婚式が有名ですが、残念ながら銀婚式のタイミングは、私の出産があったりとバタバタしていて、きちんとお祝いができなかったんです。それがずっと心残りでした。

金婚式まで待たず、両親が元気なうちにぜひ素敵なお祝いをしたいと思ったのです。

 

そこで思いついたのが、「両親が40年前に行った新婚旅行を再現してあげよう」というプラン。つまり、旅行をギフトにしようという計画です。
当時、両親が泊まったのは伊豆・修善寺の老舗名旅館。そこに40年ぶりにふたりで宿泊してもらえば、新婚当初からはじまって、40年分のいろいろな思い出話に花が咲くはず。
そこで、さっそく日程を調整の上、宿を予約しました。

交通は高速バスを利用。みんなでお見送り

修善寺までの交通機関ですが、「ゆっくり景色を眺めながらバスで行きたい」という両親の希望を汲んで、高速バスを利用することになりました。
一度乗ってしまえば乗換などのわずらわしさのないバス旅は、そんなに長距離でなければシニア世代には快適な交通手段だと思います。

 

バスの発着所までは、家族で車で送りました。
そのとき、「バスに乗ったら読んでね」と、家族からの手紙を渡しました。
結婚40周年のお祝いメッセージとともに、これまでしてくれたことへの感謝や思い出などを綴った手紙は、私だけでなく、娘たちからの手紙も添えて。
これは、のちのちまでとても喜んでくれました!
とくに孫にあたる娘たちからのメッセージカードは、旅の思い出アルバムのトップページに貼って、大切に保存してくれています。

宿には、プラスアルファのおもてなしを依頼

思い出の宿について、両親はとても感慨深かったそうです。
手元には40年前に撮った宿の写真なども何枚か残っており、旅行前にも眺めていたそう。
「あの時と比べて、玄関前の松の木がずいぶん大きくなっていたわ」
「そうそう、こんな景色だったね」と、現地でも話がはずんだそうです。

 

サプライズを用意したかったので、事前に宿に頼んで「ウェルカム・シャンパン」を用意してもらいました。旅館ですが、快く対応してくださったのには感謝です。

 

さらに、結婚40周年の記念旅行だと伝えていたので、女将さんや仲居さんたちが、それぞれのタイミングでお祝いの言葉を述べてくださったそうです。
これには、両親はとても感激したそうで、こちらも宿のみなさんにお礼を申し上げたいことでした。
こういったご配慮のおかげもあり、両親にとっても素晴らしい記念の旅になり、贈った私たちもとても嬉しく感じました。

最後に

こうして、両親の40周年の結婚記念日の旅行ギフトは、大成功でした。
ちなみに、今回は少し奮発した予算でしたので、妹と相談して、子供たち2家族でお金を出し合って実現したのですが、もう少し手軽な宿などであれば予算も抑えられますし、毎年でも贈ってあげたいものだと思いました。
何より、旅をプレゼントするのは、両親ふたりともに喜んでもらえますし、特別感もあるギフトだと思います。夫婦で元気なうちに、いろいろなところにいって、たくさんいい思い出を作ってもらいたいものだと実感しました。

 

両親にとって、そして贈る側である私たち姉妹にとっても、どちらも幸せな気持ちになる特別なギフト。これからもいろいろ考えていきたいと思います。