この冬こそは飛騨高山!ミシュラン三ツ星の観光地で日本情緒を堪能
冬の家族旅行プランも、そろそろ決めておきたい時期です。
とくに近年は家族の忘年会を兼ね、両親を交えての旅行を選ぶ人が増加中。
親への顔見せ、家族サービス、もちろん自身のリフレッシュにもなる良いことずくめの忘年旅行ですが、
家族みんなが楽しめる旅行先となると、少し選択肢が限られるかもしれません。
そこでおすすめしたい旅行先が、飛騨高山です。
あのミシュランが発行する旅行ガイド『ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン』では
必見の観光地として3ツ星を獲得している飛騨高山。
ゆったりとした雰囲気、ほのかな日本情緒、多彩な見どころなどが
世界的な評価につながっているのです。
そんな情緒と見どころ満載の飛騨高山旅行、
三世代での家族旅行にはもちろん、
シニア世代の両親へ贈る旅ギフトにもぴったり。
というわけで今回はそんな飛騨高山の、
冬ならではの魅力をご紹介してみましょう。
雪景色でこそ映える、情緒ある町並み
外壁からつき出す出格子が印象的な町家、軒先に杉玉を下げた造り酒屋、土間の奥に樽を積み重ねた味噌蔵。
城下町の面影を色濃く残す飛騨高山の古い町並み。
古くから「隣家と軒の高さを揃える」という不文律があったため、
軒が一直線に並ぶ独特の様式美が楽しめます。
もちろん木材豊富な飛騨地方らしく、建物自体も格子もすべてが木。
黒に近い焦げ茶色の建物は、純白の雪に埋もれることで、
いっそう美しさが際立つのです。
モノクロで埋め尽くされる街をそぞろ歩けば、
きっと江戸時代にタイムスリップしたかのような情緒を存分に満喫することができるでしょう。
さらに12月下旬からはそんな町並みを提灯でライトアップ。
白い雪と黒い木と、そして揺れる灯りが醸し出す風情は
この時期だけしか楽しめない体験です。
家族みんなで楽しめる豊富なご当地グルメ
飛騨高山のグルメといえば、やはり外せないのが飛騨牛。
鉄板焼やすき焼きはもちろんですが、
話題の飛騨牛の握り寿司も、ぜひとも味わいたい一品です。
しかし飛騨高山の美味は、それだけではありません。
たとえばさっぱり味の高山ラーメンは、冷えた体に染みる人気のご当地ラーメン。
自家製味噌にネギなどを混ぜて朴の葉の上で焼く郷土料理・朴葉味噌焼もおすすめです。
醤油をつけて香ばしく焼く個性的なみたらし団子や甘辛味噌の五平餅も、
寒い時期に熱々を頬張るのが格別。
さらに旅館やホテルで登場する料理にも、季節の恵みがたくさん。
濃厚な旨みをたたえた猪鍋が登場することもありますし、
晩秋に採れた天然キノコが食卓に並ぶかもしれません。
さらに富山湾で揚がるブリも、12~1月が旬。
富山の隣に位置する岐阜県の飛騨高山では、
新鮮で上質なブリが楽しめるのです。
温泉から世界遺産まで、周辺にも見どころがいっぱい
飛騨高山には冬旅の楽しみである温泉もあります。
平成元年に郊外の丘陵地ではじめて湧出した比較的新しい温泉地ですが、
その後は市街地でも掘削が進められ、
現在では周辺に7箇所の源泉が湧き出しています。
自家源泉の温泉旅館や日帰り入浴施設は30軒以上。
雪景色を望む露天風呂も多く、冬ならではの贅沢気分に浸ることができます。
また、高山駅からバスで60分ほどの場所にある
日本の滝百選の平湯大滝も必見のスポット。
滝は12月下旬から徐々に凍結しはじめ、さらに荘厳な眺めとなります。
そして忘れてはならないのが、飛騨観光の主役・白川郷。
重厚な合掌造りの家屋が並ぶ世界遺産としておなじみですが、
屋根に雪を乗せた銀世界のなかでは、いっそう幽玄な雰囲気に。
高山駅からバスで50分ほどという好アクセスなので、
ぜひとも訪れてみてください。