両親へのお歳暮、みんなどうしてる?

そろそろお歳暮の時期ですね。職場の上司や取引先の仕事相手、恩師などへの贈り物については誰もが気にしますが、意外と疎かになりがちなのが両親。
実の両親だけでなく、義理の両親へもお歳暮を贈るという人は少なくありません。その場合、どんなものを贈れば喜ばれるのか考えてみましょう。

知ってた?お歳暮の基礎知識

そもそもお歳暮は、遠方に住む親戚が本家へお供え物を贈っていたのが始まり。これがいつしか変化して、日頃お世話になっている人へ感謝の気持ちを込めて贈り物をする行事へと変化していきました。

 

時期は、お正月祝いの準備を始める「事始めの日」(12月13日)から「年の暮」(12月28日ころ)が正式。ただ、現在では前倒しされているようです。関東と関西では多少異なるようですが、いずれにしろ12月20日ころまでに届くようにすればいいでしょう。

 

お歳暮の相場は3000円から5000円程度。特にお世話になった方にでも、1万円を超えるような高価なものを贈る必要はありません。一般的なのは、塩鮭や数の子などの魚介類。これは、日持ちがし、お正月に楽しんでもらえることから定番とされています。現在はこの風習は薄れているようで、商品券やカタログギフトなども重宝されています。

結婚したら親へお歳暮を贈るのが一般的

次にお歳暮を贈る相手ですが、あるアンケート結果では一番多いのは親戚。次いで親、仕事関係、取引先関係、恩師となっています。これも特に決まりがあるわけではなく、気軽に友人や同僚などへも贈るケースが増えてきているようです。

 

で、ちょっと気になるのが両親へのお歳暮。独身時代は考えたことはなかったものの、結婚すると、結婚相手のお互いの家へお歳暮を贈るべきなのか悩んでしまうのではないでしょうか。

 

結論からいうと、実の両親、義理の両親を問わず、お歳暮を贈っている人は意外と多いようです。なにも贈らず「気が利かない人」と思われよりは、なにか贈っておくほうが無難ということでしょうか。お歳暮を贈られて悪い気がする人はいません。迷ったら、お歳暮を贈ってみてはいかがでしょうか。

モノよりコトでサプライズを贈る

ただし、その際も高価なものを贈る必要はありません。あまりに値が張るものだと、かえって気を使わせてしまうかも。

 

例えば、両親と離れて暮らしている場合なら、ちょっとお洒落なレストランでの食事会を開催してあげるのなんていかがでしょう。めったに会えない息子や娘、孫と食事する機会を設けてあげれば、親はきっと喜んでくれるはず。

 

また、「年末に疲れた体を癒やしてね」という気持ちを込めて、マッサージやエステのチケットを贈るのも気が利いています。同じような意味で、ちょっと奮発して旅ギフトを贈るのもいいですね。温泉に入って体を休めれば、リフレッシュした気分で新年を迎えられるでしょう。

 

いずれにしろ、モノよりコトを贈るのが新鮮で喜ばれそう。その際は、自分たちで好きなプランや場所、日時を選べるカタログギフトを贈るのがいいかもしれませんね。