お祝いからお見舞いまで、花の贈り方を考える

贈り物の定番といえば「花」ですよね。
お祝いごとから、お見舞い、送別などあらゆるシーンで使える上
相手にも喜ばれるので贈り物に最適なんです。
また、一定の期間を経るとなくなる「消えモノ」であるから、贈られた人にも負担にならないのも魅力です。
そんなメリットいっぱいの花贈りですが、実はタブーもあります。
しっかり理解して上手に花を贈りましょう。

残暑見舞いに花を贈って、印象に残る挨拶状に

夏の暑さがまだまだ残るこの時期、お世話になっている人などに近況報告とともに季節の挨拶をする「暑中見舞い」(立秋以降は残暑見舞い)。
さまざまなシーンの贈り物に使える花ですが、意外にも夏のお見舞いで花を贈る人はそれほど多くありません。
それだけに、贈り物にすれば印象に残る素敵なプレゼントになります。
贈る花に特に決まりはありませんが、この時期ならではのひまわりを中心にアレンジすると元気いっぱいで、夏らしくエネルギッシュな雰囲気になります。
また、涼しげな観葉植物を贈るのもおすすめです。
近況報告などのメッセージとともに贈れば、暑い夏を少しでも清涼感を感じて過ごしていただきたいという気持ちもきちんと伝わりそうです。

結婚祝い、新築祝い、お見舞いにどんな花を贈る? ケース別の花ギフトガイド

贈って喜ばれる花ギフトですが、シーンによってルールやマナー、タブーがある場合も。
気をつけておきたいポイントをまとめましたので、ぜひご活用ください。

 

結婚祝いの花ギフト
ふたりの門出を祝って贈る花は華やかなものがおすすめです。
ただし、結婚式当日はそのままハネムーンになんてこともあるので、できれば新郎新婦の荷物を増やすのは控えたいところです。
遅くとも挙式の1周間程度前あるいは、結婚式が終わり落ち着いたころに到着するように手配するのがおすすめです。
どうしても当日贈りたいという場合は、式場や二次会の会場や幹事に事前に相談しておくとスムーズです。
色は白を基調にした花が基本ですが、パステル調の明るい色や幸せになるというブルー系を織り交ぜたり、新婦さんの好みを加えるのもよいですね。
出産祝いの花ギフト
赤ちゃんの誕生を祝って贈る花は、優しいパステルカラーを基調にすると喜ばれます。
男の子ならブルー系、女の子ならピンク系などのイメージでまとめるのもおすすめです。
病院へお届けする場合には、なにかとバタバタしている時期ですので、花瓶の水換えなどが必要な切り花ではなく、フラワーアレンジメントのほうがいいでしょう。
新築祝いの花ギフト
住居の新築やお店の開店のお祝いに贈る花は、少し豪華にしたいものです。
バラや蘭を主体にしたフラワーアレンジメントがよいでしょう。
また、これから新たなスタートを切る大事なお祝いですので、大安に届けるなど縁起にも気をつけておきたいところです。
また、火事を連想することから赤い花は避けたほうがよいとされています。

 

 

お見舞いの花ギフト
お見舞いに花を贈る場合は、明るい色の花がおすすめです。
ただし、花瓶が必要な切り花ではなく、アレンジメントを選ぶようにします。
また、病室に置くということを考え、香りが強い花は避けたほうがよいでしょう。
さらに、鉢植えは、「根(寝)付く」という言葉を連想させるためマナー違反、
菊は葬花をイメージし、シクラメンも名前から死や苦を連想するため、タブーの花とされています。

 

 

ほかにもシーンによって、花ギフトにはマナーやタブーがある場合があります。
事前に確認するか、フラワーショップにどんな相手になんのために贈るのかを相談してから贈るようにしましょう。
また、相手が欲しい物を選べるカタログギフトを利用するというのも、安心して贈ることができるおすすめのスタイルです。