夏こそ温泉!旅ギフトにもぴったりな高所温泉をご紹介
夏の疲れは高所温泉で解消!
梅雨や酷暑のせいで、夏になるとなんとなく体調が悪くなる、なんて人は多いのではないでしょうか。そんな時には、温泉でのんびりするのが一番!
熱い湯に浸かり、大自然を眺めて、地元の食材を使った料理を食べる。さらに行き帰りには周辺の観光もすれば、すっかりリフレッシュできるはずです。
とはいえ、やはり真夏に熱い湯に浸かるのはちょっと大変。そこでおすすめなのが、標高が高い場所にある温泉です。真夏でも朝晩はひんやりと肌寒いくらいなので、気持よく温泉を楽しめます。
今回は、標高1500m以上、そして好みで宿を選べるよう、複数の宿が点在する温泉地をいくつかご紹介してみます。
万座温泉(群馬県)
座温泉は上信越高原国定公園内にある温泉地です。標高は1800mで、通年自動車でアクセスできる温泉としては日本最高所と言われています。
山肌からもうもうと湯気が吹き出す様子を眺めながら入浴できる露天風呂を備えた宿もあり、ちょっと日本とは思えないダイナミックな湯浴みを楽しめます。
それと、泉質がまた素晴らしい。1日に540万リットルも湧出する硫黄泉は名湯中の名湯。リウマチや皮膚病に効能があるといわれているだけでなく、美肌効果も期待できるので女性からの人気も高いのです。
万座プリンスホテルや万座高原ホテル、万座温泉日進館など、多くの宿で日帰り入浴できるので、湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
また、アクセスするのに上信越道の碓氷軽井沢ICを利用すれば、途中に軽井沢を通過します。日本を代表するおしゃれな高原リゾートで食事やショッピングも楽しめますよ。
日光湯元温泉(栃木県)
世界遺産の日光東照宮を過ぎ、つづら折れのカーブが続くいろは坂を走り、さらに中禅寺湖と戦場ヶ原を過ぎて辿り着く日光湯元温泉。
昭和29年にはその優れた自然環境と泉質が評価され、青森県の酸ヶ湯温泉、群馬県の四万温泉と並んで、国民保養温泉地の第一号指定を受けた名湯です。
温泉地が広がる場所は、標高およそ1500m。約15軒のホテルや旅館が立ち並ぶだけで歓楽色は皆無。喧騒から離れた環境は、心も体も癒してくれるでしょう。
湯は乳白色の硫黄泉で、温泉地に足を踏み入れた途端、あたりに硫黄の香りが漂うほど強烈。日帰りで訪れるなら、ぜひ温泉街の奥にある温泉寺を訪れてください。ここは全国でも珍しい、境内で日帰り入浴できるお寺。素朴な木の湯船と白濁湯が、なんともいえない風情を醸し出しています。
濁河温泉(岐阜県)
日本百名山のひとつである御岳山の中腹、標高1800mに温泉街が広がっています。前述の万座温泉と並んで、日本有数の高所温泉です。
鬱蒼とした原生林のなかに10軒ほどの宿が点在。秘境の趣が色濃い温泉地で、全国の温泉ファンに愛されています。
なんといっても有名なのは市営露天風呂。木々が湯船を覆うように茂るロケーションは風情たっぷり。一度に50人は入れそうな大きな湯船に、濃厚な硫酸塩泉が惜しげもなく掛け流しで注がれています。
湯は鉄分が豊富で、緑がかったにごり湯。湯上がりも、いつまでも体をぽかぽかと温めてくれるでしょう。
風情ある町並みが残っていることから、近年では外国人観光客も多く訪れる飛騨高山までは車で1時間30分ほど。ぜひ旅プランに高山観光も加えて、朝市見物や高山ラーメンの食べ歩きも楽しんでください。