お節句のお返しギフト、マナーに縛られず個性的に贈る方法

ゴールデンウィークも終わり、本格的な新緑の季節が訪れています。
さて、ゴールデンウィーク中に身内の端午の節句を迎えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。お祝い返しはお済みですか?
温かい心遣いには、こちらからも気持ちを込めたお返しをしたいもの。
そんな、初節句のお祝い返しについて、マナーやギフトアイデアをまとめてみます。

お祝い返しは遅くとも5月中に

桃の節句や端午の節句などの内祝い、つまりお祝い返しについては、多くの人にとっては初めての経験。いろいろマナーなどについて戸惑うことがあるのでは。
そして初節句は1回限りですが、そこでの返礼マナーを知っておけば、その後の入学祝いのお返しなどにも応用できるもの。
ここは、しっかり基本マナーを覚えておきましょう。

 

まず、節句のお祝いの席などにお招きしてごちそうなどをした場合については、
当日、または後日すぐに謝意を伝えれば基本的に内祝いを贈る必要はありません。
ちなみに昔ながらの風習ですと、お祝いの席からお帰りになるときに、縁起物とされている鰹節や紅白のお餅、お砂糖などを手土産としてお渡ししたりしていたそうです。

 

しかしそういった宴へのご招待はなかった方からお祝いを頂戴した場合については
内祝い、としてお返しをするのがマナーです。

 

時期としては正式には節句から1週間以内がのぞましい、とされていますが、当月中、つまり端午の節句であれば5月中、桃の節句であれば3月中であれば失礼ではありません。

頂いた相手によって最適のギフト返しを

さて、お返しの品ですが、どのぐらいの金額のものを、どのように贈ればいいでしょう?
一般的には頂いた品の三分の一程度の金額をめどとすれば間違いありません。

 

正式には紅白の水引で蝶結びののし紙を使い熨斗の上には「内祝」「初節句内祝」とし、水引の下には子供の名前のみを書きます。
名前が読みにくい場合などは、読みがなをふってさりげなく覚えてもらうようにしてもよいでしょう。
そして手渡しではなく郵送をする場合の差出人は親や祖父母の名前で。

 

と、ここまではあくまで礼儀にかなった正式なもの。

 

子供にとっての祖父母、つまり自分の両親や、日ごろから交流のある親戚、親しい方などであれば、少しばかりルールと違っても、その方に合ったものを状況に応じて贈るのが良いでしょう。
三分の一、という金額にもさほどこだわる必要はありません。
手作りのお菓子とお礼のカード、祖父母であれば孫の写真入りのフォトフレームやDVDと、ちょっとした記念品の組み合わせなどでも十分に気持ちが伝わるはず。
相手に応じて形を変えて、お礼の気持ちを伝える、
そんな心配りができるギフト名人になりたいものですよね。

カタログギフトを内祝いに、というアイデア

お返しの品としてはお菓子やジャム、調味料の詰め合わせなどの「消えモノ」が選ばれることが多いようですが、どうしても一般的な感じになりがちです。

 

個別に、相手の喜ぶものを贈りたい。
それが理想だけど、なかなかチョイスする時間やアイデアがない、
そんな場合は、内祝いとしてカタログギフトを選ぶのも、ひとつの方法です。

 

相手によって金額が変えられ、かつ、値段が分からない。
好きなものを自ら選べるという、思いやりを伝えられる。
そういった、贈る側、贈られる側どちらにとってもベストマッチングでスマートなギフトといえるでしょう。

 

会社によりますが、カタログギフトは5000円ぐらいから揃っていますので、予算に応じて選ぶことができますし、
旅やグルメなど、最近話題の体験型ギフトが充実しているものも多くなってきましたので、ちょっとしたサプライズギフトにもなり、喜ばれること間違いなしです。