健康診断から温泉まで、「健康」を贈る体験型プレゼント
そんな季節にシニア層にプレゼントを贈るなら、テーマはズバリ「健康」。それも、モノより体験ギフトがいいようです。
年4回ある土用。特に春は健康に注意したい時期
「土用」というと鰻を食べる夏の土用を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は土用は各季節にあるんです。
そもそも陰陽五行説では春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てていて、余った土気は、季節の変わり目に当てはめられます。
具体的に言うと、土用とは立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のこと。もちろん春にも土用があって、2015年は4月17日~5月5日がそれに当たります。春から夏へと移り変わる前の、いわば準備期間が春土用です。
昔から、「木の芽どきは体調を崩しやすい」と言われています。「木の芽どき」とは、草木が勢い良く芽吹く時期のこと。つまり、まさに春土用の期間に当たるのです。
なぜ体調を崩しやすいのかといえば、冬から春へと急激に季節が変わる季節だから。気候の変化に体がついていかず、心身共にバランスを崩してしまう人が多いのです。
特に、高齢者であればこの傾向は顕著です。春土用は、いつにもまして体をいたわらないと、思わぬ病気で寝込んでしまうなんてことにもなりかねません。
春土用の気軽なプレゼントには健康グッズ
そんな春土用に両親や祖父母、恩師など、シニア層に対して贈り物をする機会がある場合は、「健康」をテーマにプレゼントを考えるといいでしょう。
特に記念日やお祝い事でなくても、冷え対策に効果がある入浴剤や靴下、ルームシューズなど、リーズナブルなグッズなら贈られた方にも負担に思われません。
また、家でテレビを見ながら使える簡単なトレーニンググッズや、簡易マッサージ器なども喜ばれるでしょう。
体験型ギフトで心身共に健康に
健康グッズではなく、体験型ギフトを贈るのも気がきいています。例えば、整体やマッサージの回数券など。家の近くの施術院で使えるものなら、気軽にいつでも利用できます。
体が丈夫でアクティブな人になら、エステやヨガなどの体験レッスンをプレゼントするのもいいですね。女性ならいくつになっても「美」に対する意識は高いはず。値が張るのでなかなか自分では体験できないけれど、きっと興味はあるはず。アンチエイジングの意味も込めて、母親にプレゼントすれば絶対に喜ばれるはずです。
旅行好きな人は、温泉旅行をプレゼント。海沿いや渓谷などにある温泉宿で露天風呂に浸かり、地の食材を使った料理を食べてくつろいでもらえば、心身ともにリラックスできて活力をチャージしてもらえることでしょう。
健康診断をギフトとして贈る
もっと積極的な形で「健康」をテーマにしたプレゼントをしたいなら、健康診断や人間ドックなどを受けてもらうのはいかがですか?
リタイア後は会社の定期健診も受けられませんし、ながらく健康診断を受けていないというシニア層は少なくありません。それに、なんとなく病院は嫌いだから、という人でも、ギフトという形なら受診してくれるかもしれません。
さまざまなクリニックが用意しているギフト券を利用すれば、相手に料金などを知られることもないので、負担に思われることもありません。
カタログギフトなら気軽に贈れる
以上のように、誕生日や記念日などのお祝い事が春土用の時期にある場合は、モノより体験ギフトを贈るほうが気が利いていそう。
時分で選んだギフトをピンポイントで贈るのもいいのですが、体験ギフトが充実しているカタログギフトを贈って、興味のあるものを選んでもらってもいいでしょう。