空が青さを増し、肌に当たる風が心地よくなり、秋の気配を感じると行きたくなるのは旅行。
食事も美味しくなり、紅葉も愛でられるなど、まさにベストシーズンです。
年々高まってきているシニアの旅行志向にもピッタリな秋旅の傾向と、
この秋おすすめしたい東北旅行について、ご案内します。

シニアの旅行志向が高まってきている

秋といえば旅行のシーズンですが、
特にシニア層の旅行意欲はどんどん高まっています。
日本旅行業協会が2013年に実施した「秋の旅行動向調査」によると、
秋の旅行では女性とともに、シニア層の旅が活発になってきており、
海外旅行ではシニアのクルーズ、一人旅も上昇するなど
かなりアクティブになってきていることが、よく分かります。

 

 

また、2012年に実施された、あるシニア旅行に関する調査によると、

シニアの半数以上が、秋の行楽シーズンに旅行を計画していると回答しています。
そして、旅行で楽しみにしていることとして多かった回答は
やはり「おいしいものを食べること」、「美しい景色・風景を観ること」。
そして「天然温泉」などです。

 

 

秋は魚やきのこ、果物などがどんどん美味しくなってくる時期。
紅葉もはじまりますので、景色を楽しむにもぴったりです。
そして、夏にたまった疲れを癒やす温泉が恋しくなる季節。
そう考えると、秋に旅に出たくなるのは理に適っているのですね。

 

 

最近は、ギフトとして旅行を贈ることも定番化してきていますが、

この季節に旅を贈るときっと喜ばれます。
これからプランを立てるという方は、
ひと足早い秋を見つけに行ける東北の旅をプレゼントなんていかがでしょうか？
今回は、ギフトにもぴったりな秋の東北旅行の中から、
おすすめしたい2つのエリアをご紹介しますので、ご参考にしてください。

 

紅葉と茅葺き屋根の町並みに浸る大内宿

日光から会津へと続く会津西街道の宿場町、大内宿。
ここにたどり着いた瞬間から、もう情緒ある家並みに大いに魅了されます。
約450mの街道に沿って40軒もの茅葺き屋根の民家が並んでいる景観は圧巻の一言です。

 

 

 

大内宿の起源は、1640年ごろにまでさかのぼり、現在も当時の家並みを江戸時代のままに残しています。
国重要伝統的建造物群保存地区に選定されたこのエリア全体に、
まるでタイムスリップしたかのようなのどかさと非日常感に包まれています。

 

 

各家屋は、土産物店や蕎麦店などとして営業しており、
ゆっくりと流れる時間とともにのんびり過ごすことができます。
そして、秋は周囲を囲む山の木々が紅葉。
艶やかに色づいた自然と茅葺屋根のコントラストはため息が出るほどの美しい景色となります。

 

 

すぐ近くにはトロッコ列車が走る会津鉄道が走り、山間の秘湯・湯野上温泉もあるなど、
秋旅の魅力も満載です。

 

秋の裏磐梯で紅葉・温泉・アートを楽しむ

東北の秋旅、もうひとつのおすすめは、裏磐梯です。
裏磐梯エリアは、特に紅葉が美しいエリアとして知られています。
それは、多くの種類の樹が紅葉するため、赤や黄、緑と色彩が華やかなためなのです。

 

 

また、季節や天候によって湖の色が変化する五色沼や、
澄み渡った水をたたえる猪苗代湖の湖畔の紅葉と湖のコントラストの鮮やかさは言葉を失うほど。
また、ドライブしながら紅葉に包まれる有料道路・磐梯山ゴールドラインが整備されているなど、
秋に訪れるべき絶景スポットが点在しているのです。

 

 

温泉施設も点在しているので、宿や日帰り温泉で天然温泉がなみなみと張られた湯に浸かってのんびりするのもこのエリアの楽しみ方。
また、サルバドール・ダリの絵画・彫刻・版画をはじめ、セザンヌ、ピカソ、ルノアールの絵画も所蔵する諸橋近代美術館などで　芸術の秋もしっかり満喫できます。

 

 

秋こそ魅力の東北旅。ギフトに、自分へのご褒美に、検討してみるのはいかがでしょう？