北海道新幹線で訪ねる、コアな道南の旅
GWも前年比200%近い10万人の利用(※在来線との比較)で、好調だったようです。東京から4時間で行ける北海道、確かに魅力的ですよね。
とりわけ5月~6月の北海道は緑も美しく、最高に気持ち良い季節を迎えます。
GWの混雑を過ぎ、まさに「今でしょ!」の北海道。
今回は、新幹線の開通でとりわけ行きやすくなった道南エリアの観光スポットをご紹介します。
新函館北斗駅を基点に、自然も歴史も楽しむ
これまで北海道旅行というと、アクセスの関係で札幌が起点、南は函館だけをピンポイントで訪れるというパターンになりがちでした。
しかし新幹線の開業で新函館北斗駅が新たな玄関口となり、今まであまり訪れることがなかった観光地が、ぐっと身近になったのです。
奥尻島や大沼国定公園の雄大な自然を楽しむのもよし、また北海道で唯一の城下町である松前や江差(えさし)などは歴史好きにはたまらない街。
新幹線を利用して、1泊や2泊で気軽に道南エリアだけを訪れるのも味のあるものです。
以下、おすすめスポットをいくつかご案内します。
歴史ロマンの町、松前&江差
西は日本海、南は津軽海峡に面した北海道最南端の町、松前。
人口7000人の小さな町ですが、かつて松前藩の城下町として政治・経済・文化の中心地として栄えた町には、そこここに歴史の名残を見ることができます。
我が国最後の日本式城郭である松前城には資料館もあり、江戸時代の町並みをテーマパークとして再現した松前藩屋敷、「北海道に渡った」との伝説のある義経ゆかりの石碑など、和の歴史につつまれた、「意外な北海道」を感じられる見どころがたくさん!
また、松前から日本海沿いに少し北上したところにある町、江差(えさし)も、情緒のあるエリアです。
江戸時代からニシンの漁場であり、北前船によるヒノキ材の交易港として北海道で最も早く栄えた町のひとつ。
その隆盛を極めた頃をしのばせる建造物が海外線に「いにしえ街道」として残っており、また、幕末の軍艦、開陽丸記念館など、こちらも一見の価値あるスポットです。
雄大な自然を満喫、奥尻島&大沼国定公園
北海道の南西端に浮かぶ奥尻島は、函館空港からの定期便のほか、江差町などからフェリーも運航していて2時間ほどで上陸できます。
島の各所で見学できる奇岩の数々のほか、なんといっても豊富な海の幸の宝庫!
通年楽しめるアワビや、5月~8月が旬のウニ、ほかにも真イカやヤリイカ、魚類では春夏が旬のカレイやホッケやヒラメなど、新鮮な魚介類をお手軽な値段で堪能できます。
また、春から夏にぜひ訪れたいのが渡島半島の中央部に位置する、大沼国定公園。
函館空港からは約33キロありましたが、新たにできた新函館北斗駅からは約10キロと、がぜん立ち寄りやすくなりました。
駒ヶ岳を中心に、3つの湖と点在する大小の小島、沼や木々や動植物につつまれた大自然の別天地。
とりわけ春から夏は遊覧船やボート、レンタサイクルでの散策、駒ヶ岳登山など、自然と思いっきり触れ合えるアクティビティも充実。
春から夏の北海道、新幹線の開通でまたまた楽しめる場所が増えましたね!
気候も素晴らしいですから、ちょっと遅れた母の日、また6月の父の日ギフトなど、両親にプレゼントするのもおすすめです。