古典系からモダン系まで、秋は祭りで盛り上がろう!

秋の旅行のテーマはお決まりですか?紅葉にはまだ早いし、温泉が気持ちよくなるのはもうちょっと寒くなってからだし…、とお悩みの方には秋祭りを見に行く旅行をおすすめします。八百万の神様がすむ日本には、四季を通じてお祭りがありますが、特に秋は豊作に感謝するお祭りが各地で行われます。
今回は、2015年の秋に開催されるお祭り情報をご紹介。いくつかはしごして、地域による内容の違いを見比べるのも面白いですよ。

まずは日本情緒を感じられる古典系をチェック

まず、全国的に知名度が高い秋祭りといえば、岐阜県の高山市で10月9・10日に行われる「秋の高山祭」が筆頭でしょう。

 

豪華絢爛な装飾や、からくり人形など、古くから受け継がれる匠の技が随所に盛り込まれた山車が、昔町風情の残る市内を巡行する様子は幻想的ですらあります。

 

ひと目見ればその迫力は、京都の祇園祭、埼玉の秩父夜祭と並んで、日本三大美祭に数えられるのも納得できるはず。

 

それから、大阪の岸和田市で行われる「岸和田だんじり祭」も有名ですね。今から約260年前にはじまった古い祭りで、今や全国から約50万人もの人が訪れるほど人気があります。

 

みどころは、総欅造りのだんじり(地車)を、多くの男衆が2本の綱で曳いて町を疾走する祭礼曳行。周囲の建物すれすれを走り抜ける様子は大迫力です。

 

2015年の日程は9月6日、9月18~20日、10月4日、10月10~11日。ぜひ一度は見てみたいものです。

 

また、忘れてならないのが新潟県小千谷市で9月8~10日に行われる「片貝まつり」。9日と10日に行われる花火大会では、世界最大といわれる四尺玉の花火が打ち上げられます。

 

四尺玉が描く直径800mもの大輪の花は、言葉を失うほどの大迫力。そのほかにも2日間で約15,000発の花火が打ち上げられ、夜空を幻想的に彩ります。

東京ではユニークなイベントが目白押し

古典的な祭りに限定せず、モダンなイベントにまで目を向けると、それこそ数えきれないほど開催されます。

 

特に東京はユニークなイベントが目白押し。9月20日に行われる「目黒区民まつり」は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ピンとこなければ、「目黒のさんま祭」といえばどうでしょう。そうです、宮城県気仙沼市から届く5,000匹のサンマを炭火で焼いて来場者に振る舞う、あのイベントのことです。サンマ以外にも地方の名産品が並ぶ物産展や落語の披露も行われます。

 

お台場で9月19~21日に行われる「Fiesta Mexicana in お台場Tokyo」もユニーク。本場メキシコから来日したアーティストに依る民族音楽ライブや、メキシコ料理の屋台、特産物販売などが行われて、会場はメキシコ一色になります。

オトナならお酒がメインのイベントはいかが?

お酒好きなら9月27日に東京浅草で開催される「浅草酒祭り」も見逃せません。ワインをはじめ、日本酒、焼酎、ビールなど、さまざまなお酒の試飲即売会。3,000円で好きなだけお酒を試飲できますが、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。

 

同じく、北海道小樽市では9月13日に「北の収穫祭 ワインカーニバルinおたる」が催されます。地元でつくられるおたるワインやおたるワイナリービールを飲みながら、ステージで行われるさまざまなイベントを観賞できます。

 

秋は各地の酒蔵やワイナリーでイベントが開催されるので、それに合わせて周辺観光を楽しむ旅行を計画しても楽しそうですね。