敬老の日、アクティブシニアに最適のプレゼントとは?
健康志向の高まりや医療の進歩もあって、最近のシルバー世代は心身ともにアクティブです。
昔ながらの「老人向きな」贈りものでは、あまり喜んでもらえないかもしれません。
ここでも、キーワードはやはり“モノよりコト”。
アクティブシニア向けのプレゼントを考察してみましょう。
一般的な老人の目安は65歳から
9月の第3月曜日は敬老の日。
1966年に国民の祝日として制定されましたが、
もともとは兵庫県の野間谷村(現在の多可町八千代区)で始まった
「としよりの日」という記念日だったそうです。
「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」というのが祝日の趣旨。
では老人とは何歳以上の人のことを指すのでしょう。
電車やバスの中でも、
「この人に席を譲ったら逆に失礼かな?」なんて考えてしまうことはよくありますよね。
70歳でも若々しい人はいますし、60歳で老成した人もいるので判断は難しいところ。
ちなみに、国連の世界保健機構では高齢者の定義は65歳以上、
日本の老人福祉法でも老人は65歳以上と定められています。
敬老の日を祝う対象年齢は、65歳がひとつの目安となりそうですね。
ただし、日本の最近の高齢者はほんとうに元気。
「こんな年寄りじみたプレゼントなんていらない!」なんて言われないように、敬老の日の贈り物には配慮したいものです。
もらう側と贈る側の意識にはギャップがある
では、実際に敬老の日にもらって嬉しいものはなんなのでしょう。
シニア市場のマーケティングリサーチをしている「GFシニアマーケティング.com」の調査によれば、
もらって嬉しいものの1位は「一緒に外食に行く」という答えで、全体の17.8%を占めました。
以下2位は「花」、3位は「旅行」、4位は「電話や手紙」、5位は「身につけるもの」となっています。
逆に、敬老の日を祝う立場の人たちにもアンケートを行っています。
「敬老の日に贈りたいものはなんですか」という質問に対する答えの
1位は「身につけるもの」で19.5%。
2位は「食べ物」で、以下「一緒に外食に行く」「花」「電話や手紙」と続いています。
ここから見えてくるのは、プレゼントをもらう側と贈る側の価値観の不一致。
贈られる側はコミュニケーションや体験重視で、モノよりもコトを望んでいるようです。
コトとはつまり、子供や孫と過ごす楽しい時間であったり、夫婦で行く旅行であったりと、
お金には替えられない価値のこと。
ここを踏まえてプレゼントを選べば、相手に満足してもらえそうですね。
プライスレスな食事や旅がおすすめ
気軽に贈れるプレゼントとしては、やはり家族揃っての食事がおすすめでしょう。
ちょっと奮発して、ホテルのレストランでディナーなんていかがですか?
最近は多くのレストランで敬老の日プランを用意しています。
ネットで予約すれば割引になったり、シャンパンが一杯付いていたりと、サービス内容はさまざま。
会席料理やフランス料理、高級中華料理などを、親子三代で楽しく会話しながら味わえば、
きっといい思い出になるはずです。
また、家族で行く旅行も喜ばれるでしょうね。
紅葉を見に京都へ、
お風呂に浸かりながら紅葉を眺められる温泉地へ、
松茸を味わいに丹波へ、
なんていう秋らしい風情を感じられる場所を選べば、シルバー世代のニーズにマッチしそうですね。
独立心旺盛なシニアにはカタログギフト
さらに、贈り物のもう一つのカタチとしておすすめなのがカタログギフトです。
最近のシルバー世代は、パックツアー旅行に代表されるようなお仕着せの旅行を敬遠する傾向にあります。
どこに行くのか、何を食べるのか、何をして遊ぶのかを、全て自分で決めたいという人が多いのです。
そんなアクティブシニアには、カタログギフトがピッタリ。
バラエティ豊かな宿泊施設やレストランのなかから、
自分たちの好きな宿や店を選ぶだけでも気分は高揚。
さらに、日時を自分たちの都合に合わせてフレキシブルに選べるのもメリットです。
さらに、カタログギフトなら値段は明記されていないので、
相手に気を遣わせる心配がないのも嬉しいポイントですね。