近年ブームの「大人の学び体験」。個性派ギフトとして贈るのはいかが?
「モノの時代」だった20世紀が終わって15年、
世の中ではいま再び「心の豊かさ」に焦点が当てられるようになりました。
長い人生を仕事や家事一色に染めず、どれだけ楽しむことができるか。
子育てが落ち着いた後や退職後の時間を、どのように充実させるのか。
その答えのひとつでしょうか、
いま女性やシニア層の間では「生涯学習」が空前のブームとなっています。
しかしなかには、学ぶ意欲を持ちながらも最初の一歩が踏み出せない人もいるかもしれません。
あるいは、
さまざま登場している学びプログラムからひとつを選びきれない、という人もいることでしょう。
そこで注目したいのが「学び体験」そのものを贈る、というギフトです。
日頃の感謝を込めたギフトとして体験を贈れば、
それは一時的ではない豊かさとなって、大切な人の人生を潤してくれるはず。
そこで今回はそんな「ギフトで贈る体験」をテーマに、
相手やシーンに合わせた贈り方をご紹介します。
TPOに合わせた体験ギフトの選び方
ひとくちに“体験”といっても、
オーソドックスなものから、個性派まで内容はさまざま。
まずは贈る相手やシーンに合わせた体験ギフトを考えてみましょう。
■向学心が強い相手/引退後の再就職を希望する相手/将来への漠然とした不安を緩和してあげたい、等
→実務系(パソコン、語学、ペン習字、蓄財&金融知識など)
■母親への贈り物/生涯の趣味を見つけて欲しい場合、など
→クラフト系(陶芸、ガラス工芸、アクセサリー作り、フレグランス作りなど)
■アクティブな相手/スポーツ好きな父親へのプレゼント/いつまでも健康でいてもらいたい、など
→スポーツ&エクササイズ系(ゴルフ、テニス、乗馬、ノルディックウォーキング、ダイビングなど)
■女性への贈り物に/記念日のサプライズギフト、など
→ビューティ&コスメティック系(エステ、メイクレッスン、ヨガ、ネイルケアなど)
■両親の結婚記念日/シニア層への長寿祝い/お世話になった方へのお返し、など
→趣味&ライフスタイル系(そば打ち、菓子作り、ワインテイスティング、絵画、楽器など)
いかがでしょうか、ぴったりの体験は見つかりましたか?
このように相手の興味やキャラクターに合わせてチョイスするのが、
体験ギフトを贈る基本となります。
相手の負担にならない贈り方も大切
さて、前項で相手に合った体験を見つけたら、いよいよプレゼント。
体験を贈るにも、さまざまな方法があります。
もっともシンプルな方法が、本人に代わって講座やレッスンに申し込むこと。
あるいは教室などがギフト券を発行している場合は、そちらを贈るのもいいでしょう。
しかしいくら相手のことを思って贈っても、
日程の都合がつかない場合もありますし、ピンポイントで好みを見極めるのは難しい部分も。
そこでおすすめしたいのが、カタログギフトです。
カタログギフトというと特定の商品を選ぶイメージが根強いですが、
近年は「体験型」の充実もめざましく、上記で挙げたプログラムもほぼすべてを網羅。
これならば相手は好みと都合に合わせて体験を選ぶことができ、
「贈られたからやらなければならない」という負担にもなりません。
もちろん贈る側の手間が少ないのも大きな魅力。
贈る人、もらう人、どちらも幸せになれる決定版が体験ギフトといえそうですね。