冠婚葬祭のお返しから、親しい人への手軽なギフトへ。カタログギフトの使われ方、最新事情
最近は、誕生祝いやお見舞い、クリスマスギフトなど、パーソナルな贈り物としての利用が増えてきているようです。
ほんとに欲しいものを選んでもらえる、相手の気持ちに立ったギフトなだけに、贈り方などにちょっと工夫もしたいもの。
そんな「カタログギフト活用術」を考えてみました。
個人から個人への贈り物へ。広がるカタログギフト・マーケット
自分で欲しいものを選ぶカタログギフト、どなたでも一回は頂いた経験があるのではないでしょうか。
実際にモノを贈られるのも嬉しいものですが、カタログを開き、「どれにしようかな?」と選ぶワクワク感はなかなか楽しいものですよね。
ある調査によると、カタログギフトを贈られたタイミングは、
結婚式の引き出物や内祝いが圧倒的。次に香典返しや出産の内祝いなどが多いようです。
こういった冠婚葬祭のお返しなどに「大勢の人へ」「大量に」贈るイメージが強かったカタログギフトですが、
昨今は少し使い道が広がってきた模様。
たとえば親しい方や家族への誕生日お祝いや、結婚記念日。お世話になった方へのお中元やお歳暮。
そんな、個人から個人へ気持ちを込めて贈るプレゼントにカタログギフトを利用する人たちが増えてきているのです。なぜでしょう?
自分自身が贈られた体験から、「選ぶ楽しみ」を実感しているから。
モノに対する目が肥えてきた時代、頂くギフトも「自分がほんとに気に入ったもの、欲しいもの」でなければあまり嬉しくないものだから。
加えてカタログギフト会社のギフトアイテムが質・量ともに豊富になり、とりわけ温泉や旅行、グルメやエステなどの「コト」をプレゼントする「体験型ギフト」の充実ぶりが、「モノ余り」といわれる時代を背景に、贈る人、贈られる人の気持ちにマッチしたようです。
ひと工夫を加えて、さらに心に残るギフトに
「カタログを贈るって、ちょっとギフトとして味気ない感じ」
そう思う方も多いのでは?
ところが昨今のカタログギフト会社では、パッケージの包装紙を目的に応じて選べたり、
メッセージカードを添えられるサービスを備えているところも多いのです。
個人に心を込めて贈る場合は、ぜひ利用したいもの。
さらに手渡しにして、一緒に花束や小物を添えて贈ったりするのも素敵です。さらにオリジナル感は高まることでしょう。
両親や祖父母に贈るのならば、何を選ぶか一緒に相談に乗ったりするのも良いと思います。
ギフトそのものに加えて、そういうコミュニケーションこそが、贈られる側にとってはとても嬉しい時間のはず。
知り合いに聞いたエピソードを一つご紹介。
銀婚式のお祝いに旅行ギフトを選んだ両親に宿泊する宿を聞いて、こっそりその宿に連絡。
別料金にはなりますが、オプションとして、ワインのサプライズ・ギフトを食事のときに出してもらうように頼んだのだそう。
現地でのご両親の喜びぶりは想像がつきますよね。
このように、カタログギフトでも、心が伝わる贈り方はアイデア次第でいくらでもあるものです。
選択できる豊富なギフトアイテムを「自分らしく」贈る工夫、ぜひ考えてみてはいかがでしょう。