なにを選ぶかは相手次第。カタログギフトで失敗のないお中元を
今さら聞くに聞けないお中元の基礎知識
そもそも、お中元はいつ贈ればいいのかご存知ですか?以前は地方によって多少のばらつきがありましたが、現在は7月初めから中旬までに贈るのが一般的。ただ、どんどんとこれが早まる傾向にあり、大手デパートなどでは6月からお中元フェアを開催しています。
次に失礼のない贈り方ですが、これはやはり先方に伺い、直接渡すのが最善です。ただし、遠方に住んでいたり、忙しくて訪問できない場合は仕方がありませんので、商品を配達してもらいましょう。
この際は、挨拶状を同封するのをお忘れなく。生鮮品などを贈る場合は、いつ頃商品が到着するのか、前もってハガキを出してお知らせすれば、なお丁寧です。
また、お中元ギフトに欠かせないのがのし。7月初めから中旬までは「御中元」、それ以降から立秋に贈る場合は「暑中御見舞」と書くのが正式ですから注意してください。
お中元は誰に、何を贈るのが一般的?
では、世間の人たちは、誰に、どんなお中元を贈っているのでしょうか。あるアンケートでは、1位が親戚、2位が親、3位が友人・知人、4位が職場の上司や先輩、5位が取引先関係という結果になりました。
ひと昔前までは、お中元といえば上司や親戚に贈るのが一般的でしたが、最近では友人に贈る人も増えてきているようですね。やはり、若い人は仕事よりもプライベートを重視するようになってきていますから、それを反映した結果なのかもしれません。
贈り物にかける金額は、上司や先輩へは3,000円台、親や親戚へも3,000円台、友人や知人へも3,000円台というのが1位です。相場は4,000円までということですね。
消えモノを贈っておけば間違いなし
贈っているものの内容は、1位ビール、2位お菓子、3位ハム・ソーセージという結果に。これはもう、今も昔も変わらぬ定番がランクインしましたね。
お中元は「消えモノ」を選ぶのが基本。服飾品や雑貨などは、相手の趣味に合わなかった場合を考えて贈るのは避けましょう。
そうなると、やはり食品を贈るのが無難。ちょうど蒸し暑に時期なので、ビールは多くの人に喜んでもらえるでしょう。日持ちして、万人が好きという点ではハムやソーセージも鉄板のチョイス。季節に合わせ、水ようかんなど涼しげな和菓子も喜んでもらえるはずです。
そのほかでは、果物、洗剤など、醤油や油といった調味料、米なども間違いのないところです。
カタログギフトで贈る方も贈られる方もハッピー
さて、「お中元=消えモノ」というのが定番と書きましたが、最近ではひとつ、新しいトレンドが生まれているようです。それはカタログギフト。
冠婚葬祭や内祝いに使うものというイメージが強かったのですが、最近では身内へ気軽に贈る人も増えてきています。
最大のメリットは、贈った相手に好きな商品を選んでもらえること。例えば、両親なら温泉旅行や有名レストランでのディナーなど。大勢子どもがいる家族なら、高級食材や鍋セットなどが喜ばれるでしょう。女性なら、自分ではなかなか足を運ぶ機会の少ないエステ体験などを選べるのは嬉しい限りですね。
また、カタログギフトは贈る方にもメリットがあります。相手の社会的立場や年齢、家族構成などを考えなくていいという点です。カタログギフトには、本当にバラエティ豊かな商品が掲載されています。選ばなければいけないのは値段だけ。これは手間が省けて嬉しいですね。